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生命保険の種類は複雑な保険制度の仕組みを理解すると分かりやすいです

定期保険(掛け捨て保険)・養老保険・終身保険・運用型保険・団体信用生命保険などの種類がある生命保険。
損害保険会社ではなく生命保険会社が扱う保険全般についても、分かりやすい解説付きで紹介しています。

生命保険の基礎知識_生命保険の種類

生命保険の種類
生命保険には2つの意味があります。
ひとつは病死や寿命を含めた死亡を保障する保険という意味。
もうひとつは生命保険会社が扱う保険商品全般という意味です。

 

保険に加入する際は保険の種類と概要などの基礎知識を理解することから始めましょう。

 

 

生命保険と損害保険

当サイトでは主に生命保険と損害保険の違いなどを詳しく紹介しています。
保険業法では生命保険と損害保険で取り扱える保険商品の種類が異なっていて、ひとつの保険会社が生保と損保を兼営するのは禁止です。

 

生命保険死亡などの際に事前に約束した金額を給付する定額給付保険の基本概念があり、終身保険などの保険料払込期間は20~30年など長く設定されています。

 

損害保険事故や災害で被災した際などの損害金を実費で補償する保険です。
主に1年契約ですが、1日だけ加入するワンデー保険などもあります。

 

生命保険会社が扱う保険は、死亡保障がメインの生命保険の他に医療保険やガン保険、学資保険、年金保険などがあります。
損害保険会社も病気を補償する医療保険を扱っているケースがありますが、病死などの死亡を補償する損害保険はありません。
保険業法で生命保険と損害保険が異なるカテゴリーとして扱われていて、扱える保険商品が異なることを覚えておきましょう。

 

 

基本の3種類

基本の保険3種類

 

生命保険は主に以下の3種類があります。

  • 定期保険(掛け捨て保険)
  • 養老保険
  • 終身保険

 

定期保険は保障を受けられる期間が決まっていて、安い保険料で手厚い保障を付けることができます。
ただし、期間内を健康に過ごした場合は掛け捨ての保険料を払った分だけ損する保険です。
保険期間や掛け捨てという特性では、損害保険も定期保険の一種と表現することができます。

 

養老保険死亡保障と貯蓄の機能を兼ね備えた生命保険です。
終身保険と混合する方が多いですが、養老保険は満期後に更新ができません。
満期年齢を60~70際に定めた契約が一般的で、満期前でも死亡した場合は満期金と同等の保障を受けられます。
満期を迎えた場合は契約時に取り決めた満期金が支払われる流れで、中途解約しない限りは想定通りの保険金もしくは満期金を受け取れます。

 

終身保険保障が一生涯続く保険の総称です。
養老保険と同様に保険料払込期間を定めた契約が一般的で、保険料払込期間満了後に満期返戻金を受け取るか保障を継続するか選べるケースがあります。
また、終身保険は死亡保障が一生涯続くだけではなく、高齢になるほど高額になりやすい医療保険料が据え置きになる終身医療保険などもあります。

 

終身保険に定期タイプの医療保障などを特約で付けるパターンもあり、生命保険の種類は複雑です。
基本3種類の概要を理解し、保険料の払込期間や保障の期間、保険料の変動リスクなどを考慮して自分に合ったプランを選びましょう。

 

 

運用型保険

昨今、注目度を高めているのが運用に特化した養老保険です。
満期金は保険会社の運用結果によって変動し、外貨建て保険など為替レートによって受け取れる満期金・保険料が変動する保険もあります。

 

証券会社の積み立てNISAや投資信託を利用すればいいと思う方もいますが、手厚い死亡保障を付けながら加入できるのが運用型保険の特徴です。
また、生命保険料控除の有効活用を目的に年間払込保険料数万円程度で運用型保険に加入し、それとは別にNISAなどで投資する人が増えています。
分散投資でリスク回避するのは定番の投資手法です。税制が優遇されるメリットもあるので投資先の一つに運用型保険を検討してみるとよいでしょう。

 

 

団体信用生命保険

団体信用生命保険(略称「団信」)とは、住宅ローンを組む際にローン残債分の死亡保障がつく生命保険です。
多くの金融期間が住宅ローンを組む際に団体信用生命保険への加入を義務にしていて、変動金利は利息分の中にスタンダートな団信が含まれています。

 

フラット35などの固定金利は、利息とは別に毎年変動する保険料を年払いや月払いなどで支払うルールが一般的です。
住宅ローンを組んでいる途中に死亡したらローン残債が保険金で完済され、残された遺族にローンがない住宅が残ります。
住宅ローンを完済すれば保障も終わる定期保険タイプになり、繰上返済や金利の変動状況によって保険期間と保険料が変わります。
団体信用生命保険で3大疾病やガン保障などの特約を追加して、生存しているけど働くのが困難になった際の保障を手厚くすることも可能です。