保険の基礎を徹底解説!保険相談アカデミー

終身保険や養老保険の生命保険は中途解約しても返戻金を受け取れます。
ただし、保険料払込期間終了後に貰える満期返戻金に比べて中途解約の返戻金は少額になってしまうので注意してください。
生命保険の中途解約返戻金は、それまで払った保険料に対して40~60%が相場です。
保険料払込期間が長くて満期までの残存期間が短い場合は80%前後になる場合もあります。
具体的な解約返戻率は契約内容と解約する期間によって変わります。
契約時点で加入年数ごとの解約返戻率が決まっているので、詳細を必ず確認しておくようにしてください。
事前に設定した期間の後に更新できない養老保険は、解約返戻金が全て中途解約扱いになって返戻率が100%を超えることは原則としてありません。
終身生命保険の場合は保険料払込期間後なら解約返戻率が100%を超えることがあり、その後も解約返戻金を受け取る時期を遅くするほど返戻率が少しずつ増えていきます。
満期返戻金が100%を超えるのに解約返戻金が60%以下になってしまうことがあるのは、保険会社が資産運用していることが関係しています。
預かった保険料は株式や社債・国債などで運用されていて、生命保険会社の運用先は長期投資を前提にしたものが多いです。
20~30年後の払込期間満了時まで計画的に運用すれば安定して資産を増やせるため、死亡保障を付けながらでも満期返戻金100%超えが可能になります。
一方で契約者の都合で早いタイミングで中途解約されてしまうと生命保険会社のキャッシュフローが悪化し、状況によっては損をするタイミングで証券や債券を現金に戻さないといけません。
こうした都合から、生命保険の中途解約は返戻金が少なくなるのが一般的です。

長期契約している生命保険は、中途解約せずに保険料払込期間まで継続することが望ましいです。
しかし、月々数万円以上の契約をしているケースも多く、経済的理由から継続が困難な状況に陥るケースがあります。
そんな方は中途解約する前に契約者貸付制度の利用を検討してみてください。
契約者貸付制度とは、それまで支払った保険料から一定の掛け率で算出した限度額の範囲内を条件に低金利で貸付するサービスです。
消費者金融や銀行カードローンよりも低い金利で資金調達できるので、一時的な資金難の時に役立ちます。
契約者貸付の限度額が余っている状態で保険料を未払いした場合、自動的に契約者貸付で振替払いしてくれる制度があります。
月々の保険料の支払いが困難な状況でも、それが一時的なものであれば自動振替貸付制度などを活用しましょう。
保険料の未払いを起こした契約者が自動振替貸付制度の存在を知らず、早々に生命保険を中途解約したり放置したりする人がいます。
保険契約が生きている場合、継続すれば将来的な利益に繋がります。
生命保険の様々な制度とルールを理解して、状況に応じた判断をすることが大切です。
保険契約の内容と保険料払込期間によって例外もありますが、原則として中途解約の返戻金は契約者貸付の限度額よりも多いです。
生命保険の継続が困難な場合は中途半端に契約者貸付や自動振替貸付制度で延命せず、早々に見切りを付けて解約返戻金を受け取った方がお得になるケースがあります。
保険料の支払いが困難な場合や資金調達が必要になった場合は、その時点での解約返戻金と契約者貸付の限度額を確認することから始めましょう。
代理店スタッフがファイナンシャルプランナーなどの資格を持っている場合は、相談をしてプロの意見を聞いてみると適切な選択をしやすくなります。